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舞台『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇』初日 [小説のこと]

舞台はみんなで創るもの。

昨日は昼過ぎから日付が変わるころまで大手町にいた。
なんで? というのはあまりにも愚問。
もちろん、そこに日経ホールがあり
『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇』が
めでたくも賑やかに初日を迎えたからだ。

なんでも舞台には『ゲネプロ』というものがあり
(本番直前の最終リハーサルとのこと)
関係者は見せていただくことができるらしい。
前回は参加することができなかったけれど
今回はのそのそと参上。
観客席ががらがらの状態でゆったりと拝見した。

その時点で私は、『ゲネプロってすごくいい!』と
思ってしまった。
なぜならそこにいるのはすべて関係者で
秋川なんて壁の染みみたいなもの。
好きな席からだらりらりんと観ていられる。
この気楽さときたら……という感じ。
リハーサルといえども気合いは本番と同様だし
CASTはみんな本当に一生懸命演じていた。
もうこれで十分、本当に素敵な仕上がり……と感動しまくり
余は満足じゃ、あとは余韻を大事に帰って寝ちゃおうか、と思ったほどだ。

でもね……どこかの男子高校生以上にお馬鹿な原作者は
またしても暴挙に出て、手元には既にチケットがあった。
(うんそう……『ファミリークラブ』とか入ってるやつね)
さすがにコレを無駄にするのはなあーということで
ゲネプロ終了後四時間を東京駅界隈をうろうろしまくって潰し
開場を待ってふたたび日経ホールへ。

そして迎えたガチの初回公演。
はっきり言わせてもらうと、ゲネプロとは全然違った。
なにが違うってCASTさんたちの目の輝きが段違い。
もうねえ……きらっきら。
空席ばかりの会場だとしても、彼らは全力で演じる。
だけど、そこに『観てくださる人』がいるといないとでは
ぜんぜん、ぜんっぜんっ、ぜーーんぜーーん!(やかましい!)違うのだ。
小ネタのひとつひとつを見逃さず、素直に反応して爆笑してくださるお客様。
そのおかげで、彼らは『よっしゃー!』感をどんどん膨らませ、
一挙手一投足がさらにきれっきれで鮮やかに。
そして私は今更ながらに気付かされる。
そうか……彼らは『観られる』ために存在する人たちなんだ。
観てくださる人が多ければ多いほど輝きを増す。
ゲネプロと本番が違うのは当たり前じゃないか、と……

彼らの輝きは彼ら自身の努力で作られてきたものだ。
それは間違いじゃないし、否定なんてできない。
それでも、お客様のはじける笑顔が、あふれる歓声が、
彼らにさらなる力を与える。
彼ら自身の輝きと、お客様から送られるエールという名の光で
まばゆいばかりの舞台が完成する。

昨日の日経ホールもそんな舞台だった。
夜の舞台だったから、仕事や学校を終えて駆けつけてくださった
お客様も多かっただろう。
終演後、リピーターズチケットを求めるお客様の列は階段の遥か上まで続き
皆様お疲れのはずなのに……と申し訳なくなるほど。
(実は私も並ぼうかと思ったのだが、さすがに顰蹙です、と止められた……くすん)
一度観た舞台をすぐまた観たいと、時間を割いて並んでくださる。
本当に嬉しいし、ありがたいし、お礼の言葉もない。
舞台はCASTとスタッフ、そしてお客様が力を合わせて作るもの。
がらがらのゲネプロを観たからこそ、気付くことができた事実である。

これから日経ホール、松下MIPホール、そして博品館劇場と公演は続く。
CAST、スタッフはもちろん、来てくださるお客様おひとりおひとりにとって
とにかく楽しい日々でありますように。
怪我なく、元気に走り通せますようにと、心から願っている。

それと……
またしても原作が行方不明すぎて、
秋川大丈夫か? とご心配くださっている優しい皆様。
どうか今一度、原作をお読みください。
そして壇上の彼らをご覧ください。
どこかに違和感を覚えますか?
キャラがぶれていると感じますか?
原作ならこんなこと言わねえ!
なんて台詞がありますか?
少なくとも私はそう思いません。
不遜を承知で申し上げれば
多少ストーリーが変わったところで
秋川が作ったキャラは壊れません。
『放課後の厨房男子』の世界観はしっかり守られています。
その世界観が揺るがない限り
どんなエピソードが持ち込まれようが『放課後の厨房男子』なんです。
原作にないエピソードや登場人物は世界をさらに広げてくれます。
秋川が『原作が跡形も~』と言うのはあくまでも受け狙い(をい!)
本当に台無しになってると思ってたら、差し違えても止めてます。
こう見えて、やんちゃなんです秋川は。
だからご安心を……

ということで、舞台を語るとどうしてこんなに長いんだ! なブログでした。
とっぴんぱらりのぷう。



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『ひとり旅日和』&『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味』寸前告知! [小説のこと]

は~じ~ま~る~よ~(わかるひとにはわかるフレーズ)

とりあえず、秋川はこれでも物書きなので(諸説あり)書籍の告知から。

拙作『ひとり旅日和』が明日、10月31日発売になります。
KADOKAWAさんのサイト(↓)で試し読みもできますので
面白そう……と思われた方はお求めいただけると嬉しいです。

https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000316/


ひとり旅日和.jpg


そして、待望の! 舞台『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味』が
明後日11月1日から始まります。

顔合わせの日にお稽古を拝見しましたが
みなさん相変わらずです(はい、見事に『おばか』です/爆)
元気に跳ね回って汗だくです。
他の方の場面で跳ね回る必要など全然ないときでも
お稽古場の隅っこで筋トレとかしてて汗だくです。
つまり、青春は汗だ! ってことです(諸説あり Part2)
前作をご覧になってなくて不安な方、観ていなくても全然平気です。
学生には復習が大事、しっかりフォローできるつくりになっております。

席数は限られるようですが、当日券も出るらしいですので
お時間のある方は是非!
今回、グッズ(Tシャツ)販売もあるそうですのでそちらも。
(でもって、できれば原作もよろしくお願いいたします)
ただし、悪いことは言わないから『腹筋鍛えていけ!』です。

DSC_0959.JPG


ということで、寸前再告知でした!
読書の秋、芸術の秋、秋川の秋(!?)皆様、ご堪能くださいませ。



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秋の刊行予告(遅刻お詫びいたします) [小説のこと]

またしても遅刻である!!

8月は仕事をしないせ宣言をしていたら
9月までずるずる遊びほうけてしまった……
ちょっと長い旅行と舞台となぜか今更ハマった
マイクラと(こいつはくせ者すぎる!)で
時間があっという間に過ぎていったのである。

でもってそろそろ告知しなければ! と慌てて記事を書こうとしたら
So-netさんの仕様変更があったらしくてログインできなくなっていて
あわわ、あわわとしらべまくってようやくログイン。
もう一生更新できないかと冷や汗が……

なんて言い訳はさておき、
今年も秋川の季節到来(いつから!?)
以下、刊行報告(土下座)&刊行予告。

【書籍】

  9月27日  コミックス 『居酒屋ぼったくり4』  しわすだ    アルファポリス
  10月18日  コミックス 『ありふれたチョコレート2』七里慧      〃
  10月31日  『ひとり旅日和』                   KADOKAWA

  これ以外に、11月に新刊が一冊、文庫が一冊出る予定。

【ドラマ】
 
 『居酒屋ぼったくり』 毎週水曜 25:00~25:30 テレビ大阪にて放送中。

【舞台】

 『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味 篇
   11月1~5日    東京 日経ホール
   11月23~24日    大阪 松下IMPホール
   11月27~12月8日  東京 銀座 博品館劇場



なお、コミカライズ、ドラマ、舞台が秀逸なのは(完全なる他力本願)当然ですが
『ひとり旅日和』は春から夏にかけて秋川がいかに家にいなかったか、が凝縮された作品ですので
是非ともお読みいただきたいです。
旅に出たくても諸事情で出られない方は、こいつをご覧になって
『行ったつもり』『食べたつもり』『呑んだつもり』『やらかしたつもり(!?)』に
なっていただけると幸いです。

ということで、あわててお知らせ。
どちらさまも何卒よろしくお願いいたします。



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舞台『放課後の厨房男子』続編決定御礼 [小説のこと]

そこに連れて行ってくれる方々に深礼。

昨秋、舞台化された拙作『放課後の厨房男子』は
お陰様で大入り袋が出るほどの活況、
博品館劇場の当日券行列記録更新という快挙を成し遂げた。
出演者、スタッフはもちろん大喜び、腐れ原作者は狂喜乱舞だった。
それでも、再演、続編となると話はそう簡単ではない。
それは千秋楽を迎える前からわかっていた。

実は、千穐楽の前日制作サイドの方々と話す機会に恵まれた。
その場には出演者の皆様もいて、千穐楽を前に再会への意気を高めていた。
言うまでもなく、再演、続編への期待だ。
「絶対またやろう」「また会いましょう」という言葉が飛び交うたびに
みんなが制作サイドの方々を見る。
「再演、お願いしますよ-」と明に暗に語る中、彼らは困った様な顔で笑っていた。

これは難しいかもしれないなあ……

正直、そんなふうに感じた。
もちろん、彼らは『なんとか再演できるようにがんばっていきます』とは
言ってくれた、それでもなお、できない可能性の方が高いと思ってしまったのだ。

千秋楽を迎えたあと、しばらくして彼らにお目にかかる機会があった。
そのときも、『頑張っています』と仰っていただいたけれど
私はあまり信じていなかった。
なにより……出演してくださった方々があまりにも忙しすぎて
来年のスケジュールが押さえられないのではないか、と不安だった。
「会いに行けるアイドル」であるふぉ~ゆ~君たちは、舞台に上がりっぱなし。
それどころか、テレビでもちょくちょく目にするようになってきた。
きっと彼らのこれまでの努力と人柄の良さが、ようやく時代を捕まえたのだろう。
よかったねえ、と思う反面、辛い気持ちが溢れた。

遠くに行っちゃうなあ……厨房男子、難しいかもなあ……

一度だけでも演じてもらえてよかった、と『思い出箱』にしまおうとしたとき
『厨房男子』シリーズを担当してくださった編集者さんから連絡があった。

明日、ニッポン放送さんが来社されます、きっと再演の話でしょうと……

翌日私は、打ち合わせが終わり次第連絡するという言葉を信じ、ひたすら待っていた。
そしてメールで届いたのが、『放課後の厨房男子2』という
明らかに続編とわかる企画書。
再演ならいろいろ再利用できて助か……(以下自粛)
という大人の事情をぶっ飛ばしての続編作成。
大丈夫なのか、本当に! とひやひやどきどきしているところに
さらに聞かされた『リターンマッチは恋の味』なるサブタイトル。
おい待て、恋されるのはいったい誰なんだ、
うらやましいからちょっと代われ、と叫びそうになった。

いや、おおむねはわかってますよ。
これでも私、原作者ですから。
でも、原作が良い意味で行方不明になるのが舞台版厨房男子だから
思いもよらぬ脚本が届く可能性は高い。
しかも、脚本があるからといって、思惑どおりに演じるとは限らないのが
あのカンパニーなのである。
でもいいの、やりたいようにやってください
とにかくまた彼らが演じてくれるなら、余は満足じゃ。

そんな気持ちで企画書を捲った私の目に飛び込んできたのはこんな一文。

『年をまたいでも日々届く続編公演待望の声にお応えし
さらなる盛り上がりをつくってまいりたく存じます』

ありがとう、末那高包丁部&舞踏部&顧問教諭の熱いファンの皆様!

結局、なにかを動かすのは、真にそれを望む人の声だ。
しかも、どちらかというと送る側ではなく受け取る側の声。
あの舞台を見てくださった人、見られなくて悔しいと思ってくださった人
おひとりおひとりが、生の声を制作サイドに届けてくれた。
終演直後のみならず、ずっと、ずっと……
その効果は、何気なく要望を送ってくださった方が思うより
百倍も千倍も大きかった。
だからこその続編決定だと私は思っている。

ほんとうにありがとう……また舞台の上の彼らが見られる。
他の作品も拝見してはいるけれど、やはり自作は特別。
そんな機会を二度もいただけたことに、感謝することしきりである。
(しかも今回は、博品館と日経ホールに大阪のIMPホールを加えての三会場。
こちらからも伺いたい、という願いまで叶えていただけ、秋川感涙)

そして、演者&スタッフの皆さん。
ぎっちぎちのスケジュールの中、続編の話を快諾してくれてありがとう。
できれば転校生は出したくなかった。
新しい子を受け入れるのはぜんぜんありだけど、誰もいなくならないで。
そんな我が儘な期待にしっかり応えてくれてありがとう。
もちろん、続編を決めてくれたニッポン放送さんもありがとう。
もうね、どっちにも足を向けて寝られない。
かくなる上は立ったまま寝るしかねえ! という感じ。

立ったままは大変寝づらく、もぞもぞ起き出した私は
週末の有楽町に参上し、フライヤー(配布用広告)をゲットした。
この素敵な笑顔を手元に置きたいと思われた方は
『ニッポン放送社屋』あるいは『博品館劇場』へGO!
おひとりさま三枚まで持ち帰れるそうですので
愛玩用、布教用、永久保存用とご活用ください。
ちなみに、土日は『ニッポン放送』はしまっておりますので
くれぐれもお気をつけください。

駅から三分のニッポン放送に入れず、博品館まで遠征した秋川からは以上です。
(ちなみに腐っても原作者、言えばもらえるのは百も承知だけれど、
待ちきれなかった&暇だっただけなのであしからず)

フライヤー.JPG





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刊行予告修正! [小説のこと]

間違えました……

前回上げた記事の刊行日に間違いがありました。
謹んでお詫びいたします。

居酒屋ぼったくり7 文庫       21日 → 16日
ありふれたチョコレート1comics    21日 → 16日


以上です。

なんでこんな間違いをしてしまったのか……
もはや頭のねじが数本どこかに行ってしまったとしか思えません。
本当に申し訳ありませんでした。
呆れず、よろしくお願いいたします。


子どもがひとり巣立ち
私が物書きになるきっかけとなった事情も解消
いろいろなことを少しずつ片付けて
今年はひとつひとつの仕事にじっくり取り組もうと思っていたのに
のっけからこのていたらく……本当にめげる。
それでも今日は五月らしい素敵な空だし
まだ朝だからむっとするような空気もない。
爽やかな一日の始まり。
気を引き締めて、今日の仕事に挑もう。

どちらさまも素敵な一日になりますように……



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刊行報告&予告 [小説のこと]

おびただしく手が回らない。

二月から三月にかけて二泊三日の旅を三度繰り返した。
いや、旅じゃない、全部『所用』というやつ。
家族の都合であっちへ行ったりこっちへ行ったり
なんで今年に限ってこんなに重なるのだ! と喚きつつ移動していた。
例年なら子どもたちが長い休みに入るこの時期は
足の赴くまま、気の向くまま、取材という名の旅放題のはずなのに
今年は私自身が行きたいところまったく行けず
フラストレーションてんこ盛りなのであーる!

不在が長いということはそれだけ仕事をする時間がないということ
一時は物書きになって以来初めて、
「〆切に間に合いません、ごめんなさい』
という事態発生かと生きた心地がしなかった。
それでもなんとか書き上げて、えいやっと編集担当に丸投げ
やれやれと振り返ったら校正紙が山積みーーーー
という、よく考えたらいつもどおりの四月……
我ながら、進歩のないことこの上なしだ。

とか嘆いていても仕方がない。
とりあえずあれこれ予告しないと
またお叱りを受けてしまう……とカレンダーを見て唸った。
居酒屋話の文庫はもう刊行しちゃってる
百貨店話の文庫、来週発売……
5月に文庫とコミックと新刊単行本がまとめて出る!!!
告知、さぼりすぎだろ秋川!!

ということで土下座しながら告知。

居酒屋ぼったくり6 文庫          アルファポリス 3月27日 刊行しました
幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動 文庫   講談社     4月16日  出荷予定
マチのお気楽料理教室 単行本         講談社     5月21日  出荷予定
comics ありふれたチョコレート1      アルファポリス   〃
居酒屋ぼったくり7 文庫          アルファポリス   〃

以上、ドタバタと刊行予定。
どちら様もお見かけの際はよろしくお願いいたします。

なお、『マチのお気楽料理教室』の紹介文は以下のとおり。

*************************************

元ツアコン・万智の
絶品「郷土料理」教室は
「思いやり」に溢れている……

お題は『どんどろけ飯』『トンテキ』『冷や汁』etc.
ざっくりだけれど、楽しく、美味しく、親切に。

ツアーコンダクターとして15年間、国内外を旅してきた常磐万智(ときわまち)は、
義母の介護のため退職。旅先で料理について学んだ経験を生かし、
義母の死去後、自宅で料理教室を営むことに。
珍しい郷土料理を扱う教室には、亡き妻を偲び、あるいは両親のため、
老若男女の生徒たちが通ってくる。そして万智の家庭にもある事情が……

**************************************

なんだよ『ある事情って!』と思われた方はチャンネル登録と高評価……
ではなく(←YouTubeかぶれ)、是非是非手にとってご覧ください。
こんな料理教室で金を取るな! みたいなぬるーいキッチンスタジオ風景に
苦笑すること請け合いです!

ということで、ゴールデンウイーク十連休のおかげで
校正印刷スケジュールぐちゃぐちゃ、死にそうな秋川でした。
とっぴんぱらりのぷう。



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ブリギッテ=ヨシコ・プルッフノフさん個展開催中 [小説のこと]

是非ご覧ください。

拙作『向日葵のある台所』(KADOKAWA)の表紙を飾ってくださった
ブリギッテ=ヨシコ・プルッフノフさんの個展が始まりました。
場所は銀座三越、7階のギャラリー
期間は 3月13日から19日(最終日は18時にて終了)ですので
ご都合が合う方は、是非是非ご覧ください。

詳細はこちら ↓

https://www.mitsukoshi.mistore.jp/ginza/shops/living/gallery/shopnews_list/shopnews036.html


向日葵 帯付き.jpg

宣伝をかねて(笑)、『向日葵のある台所』の表紙も貼っておきます。
何度見ても素敵な絵……他の作品も観てみたい! と思いませんか?
私は思います!(力説&拳握りまくり)
なんとか時間を作って、出かけますとも!

ということで緊急告知でした。
どちらさまも、素敵な一日をお過ごしください。


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今後のこと [小説のこと]

曲がりくねった直線を前へ前へとバックする。

子どものころ、そんな文章を目にしたことがある。
言うまでもなく矛盾をテーマにした言葉遊びであるが
実はこの文章、恐ろしく長く、8章ぐらいまであるらしい。
(気になる方は目の前のお利口さんな箱に訊いてみてください)
なんとも馬鹿馬鹿しい文章の連続なのだが
今の私は、なんとなくこの文章みたいだなーと思っている。

大きなシリーズを終わらせて、さあ次、となっても
やっぱりテーマは同じ。
心理的にはちっとも前進した気がしない。
お金をいただく物書きなのだから、需要を考えるのは当たり前
それは重々承知でも、ええんか、これで?……となってしまう。
まあ、注文があるうちはいいんでしょ、と開き直るしかないが
己の限界を突きつけられているようでけっこう辛い。

……というような愚痴(あるいは自虐自慢?)はさておき
今後の予定をちらりと……

・3月末 『居酒屋ぼったくり6 文庫』         アルファポリス
・4月  『幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動 文庫』 講談社
・5月  新作(タイトル未定)             講談社

とまあ、今お知らせできるのはこんな感じ。

これ以外に、今手がけているもの、その次に着手するもの、文庫の続刊……あたりが
今年中の刊行になる予定です。
コミカライズも……あるといいなあ……たぶんあるでしょ(楽観的)

ということで、今後の予定でした。
ちなみに今年の(も?)秋川のテーマは『旅』
公私ともに、できる限り旅に出てやる! と意気込んでおります。
旅日記はなかなか上げられませんが、
どちらさまも引き続きよろしくお願いいたします。



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『居酒屋ぼったくり11』(最終巻)刊行案内 [小説のこと]

お陰様で……

WEB上で『居酒屋ぼったくり』を完結させたのは
2013年の1月だったと記憶している。
WEB上の第一話『居酒屋ぼったくり』の投稿が
2012年の6月ごろだったから、都合半年で完結させたことになる。
だがしかし!
書籍第1巻の刊行が2014年5月、11巻完結が2019年2月……
なんとまあ、書籍化というのは時間がかかるのだろう!
なんて言ったら罰が当たるだろうけれど
とにかく、無事完結を迎えられてほっとしている。

『居酒屋ぼったくり』はなにも事件が起こらない話である。
短編連作という形態も含めて、続けようと思えば続けられる。
実際にそれを望む声も(少しは)あった。
けれど、『居酒屋ぼったくり」は既に完結している作品だし
私自身が、終わり方をとても気に入っている。
だからこそここで終わらせる。
予定どおりに。

本当は10巻で終わらせたかったのだが
諸般の都合で、第3巻が完全書き下ろしとなったせいで
11巻というちょっと収まりの悪い感じになってしまった。
でもまあ、それはそれで私らしいし
物書きの訃報が相次ぐ中、未完に終わらずに
本当に良かったと安堵している。


ということで、『居酒屋ぼったくり11』本日発送となります。
早いところでは今日から店頭に並び始めると思いますので
お見かけの際は、よろしくお願いいたします。

書影はこんな感じ。
新装開店で嬉しそうな姉妹をごらんください。
なお、文庫のほうは6巻が3月末刊行ですので
こちらもよろしく願いいたします。

これまでのご愛顧に感謝するとともに
読んでくださった皆様のご多幸を
心よりお祈り申し上げます。


ぼったくり11書影.jpg




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『田沼スポーツ包丁部!』刊行 [小説のこと]

彼のその後のお話。

えーっと……これ……今年何冊目だ?
とか首を傾げながら刊行お知らせ。
もはや、予告ですらないという情けなさ。
はい、こちら本日刊行……
でも既に店頭にあるという話も……(汗)
ま、まあいいや
発売前に見て忘れられるよりは
あー出たのね、と本屋さんに行ってすぐ買えるほうがいいかも。

などとたわけた言い訳はさておき。

『田沼スポーツ包丁部!』(幻冬舎)刊行いたしました。

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こちらは『放課後の厨房男子』シリーズの主人公、勝山大地のその後の話。
厨房男子だったはずが、なぜか厨房の外で包丁を振るうことに……
あいかわらずのいじられぶり、その見事なまでの巻き込まれ人生をご覧あれ!

という、あまりにも雑な刊行予告をして去る!

ちなみに単行本としてはこちらが今年最終。
(もしかしたら文庫がもう一冊出るかもしれません)
どちらさまも、お見かけの際はよろしくお願いいたします。



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