悩ましいニューラベル（ドイツワインNight Music)

ずっと同じというわけにはいかないのだろうが・・・

市場に出ている商品というのは日々変わっていく。
爆発的に売れた商品といえども永続はしない。
移り変わりが早いのは家電製品や車であるが
食品についても相当な速さで変わっていく。
赤と白の箱で有名なスティックチョコレート菓子などは
日本から飛び出して世界各国で売られているが
それにしても時代に合わせて少しずつ、
中身やパッケージが変わっていく。

飲み物についても例外ではない。
少しでも美味しくなるように、人の目に触れるように
あれこれ研究しボトルやラベルのデザインを変えていく。
それは消費者にとっても嬉しいことではある。
ただし、物書きにとっては少々悩みの種である。
頭の中に鮮明残っている記憶に基づいて書いてしまったあと
それはすでに使われていないボトルだった・・なんてこともある。
例の居酒屋話なんて相当な数の酒を紹介しているので
そういうことも往々にして起こる。
書いた時点ではできる限り調べたつもりでも
一年二年経っていくうちに、デザインが変わってしまうこともある。
そのあたりは、ご勘弁願うしかないのであるが
読んでくださった人が『違うじゃないか』と思うだろうなあ・・と
ちょっと気が重くなったりするのだ。

最近の例ではブルーボトルが美しいドイツワイン
そうあの「Night　Music」のラベルが新しくなっていた。
かつては青いボトルに銀のラベルで楽譜が書かれていた。
私はあのラベルがとても気に入っていて
居酒屋話の中でも言及してしまったのだが
今販売されているのは、ブルーのラベルで
一面に星が散っているものである。
これはこれでとても素敵なラベルではあるが
物書きとしてはううむ・・・となってしまう。

時の経過には逆らえない。
商品が移り変わっていくのも仕方がない。
それはわかっていても
自分が書いたものが風化していくような気がして
ちょっと辛い気持ちがするのである。


ちなみに「Night　Music」の新旧ラベルはこちら。
ラベルは変わっても中身は、軽くてフィルーティーな美味しさに
代わりはありません。
お酒にはちょっと弱いんだけど・・・と仰る方におすすめです。
（それじゃ、秋川が吞むのはおかしいだろう！／笑）








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