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『田沼スポーツ包丁部!』刊行 [小説のこと]

彼のその後のお話。

えーっと……これ……今年何冊目だ?
とか首を傾げながら刊行お知らせ。
もはや、予告ですらないという情けなさ。
はい、こちら本日刊行……
でも既に店頭にあるという話も……(汗)
ま、まあいいや
発売前に見て忘れられるよりは
あー出たのね、と本屋さんに行ってすぐ買えるほうがいいかも。

などとたわけた言い訳はさておき。

『田沼スポーツ包丁部!』(幻冬舎)刊行いたしました。

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こちらは『放課後の厨房男子』シリーズの主人公、勝山大地のその後の話。
厨房男子だったはずが、なぜか厨房の外で包丁を振るうことに……
あいかわらずのいじられぶり、その見事なまでの巻き込まれ人生をご覧あれ!

という、あまりにも雑な刊行予告をして去る!

ちなみに単行本としてはこちらが今年最終。
(もしかしたら文庫がもう一冊出るかもしれません)
どちらさまも、お見かけの際はよろしくお願いいたします。



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『居酒屋ぼったくり』DVD発売中 [小説のこと]

やっと手元に……。

ドラマ『居酒屋ぼったくり』DVDが発売となりました!!

ありがたいことに今もってあちこちで放送中のこのドラマ。
続きが気になって待ちきれない方や
いついかなるときも美音や馨、常連さんたちに会いたい方は是非!
メイキングやお酒や料理紹介のブックレットも付いております!
テレビでは未公開だった8.5話も収録されているので
イケメンリョウ君を堪能したい方にはおすすめです。

ということで、頭の中で未だ大勢のイケメンと美女が
『末那高祭、末那高祭、年に一度のおまつり~』と歌い踊っていて
頭が全然切り替わらない秋川がお知らせしました。
(てか、さっさと次の仕事をしろ!)
とっぴんぱらりのぷう。


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『放課後の厨房男子』千穐楽 [小説のこと]

やっておしまい!

さすがにこうは言わなかった……と思う。
九月半ばに舞台『放課後の厨房男子』の顔合わせがあった。
果たしてこの場に原作者は必要なのだろうか? と思いつつ
プロの役者さんたち、しかも舞台中心に活動されている方々に
お会いする機会を逃すわけにはいかない!
とばかり、参上いたしたミーハー作家(恥)
とりあえず,来ちゃったものはしょうがあるめえ、的な空気で挨拶を頼まれた。
その際、私が言ったのはこんな感じ。

「とにかく 高校生男子ってほんとうに馬鹿だと思わせてください」

そして、そのためにはなんでもやっていいよ、と……

コミカライズ、映像化、舞台化……
それらにあたって作品を弄られることを嫌がる原作者は多いと聞く。
わからないでもない。
せっかく作った世界を台無しにされるのではないか。
渾身の作品を変に歪めて表現されたら
自分自身の評価まで落ちてしまうのではないか。
そんな怖れを抱くのは無理もない気もする。

でも……
私の場合、そのあたりが非常にルーズなように思う。
変に口を出して萎縮させるよりも
好きなことを好きにやってもらったほうがいいものができる。
アーティストを枠にはめてどうする。
原作はあくまでも叩き台、書いたのが私なんだからたかが知れてる。
(落ちるような評判はもともとありゃしないのだ)
このちっぽけな踏み台で、どこまで飛んでくれるのか。
それが、コミックやドラマ、舞台の醍醐味だと思っている。

飛べるだけ飛んで、ただし怪我だけはしないで。

上演期間中、ずっとそんな思いでいた。

そして迎えた11月4日千穐楽、彼らは見事にK点越え(笑)
よくぞそんなところまで……と呆れるほどの飛びっぷりだった。
もちろん、誰も怪我もしなかった。
現役の高校生だって、ここまでやれない。
大人が全力で『馬鹿』を演じるからこその醍醐味。
舞台のみならず通路までふんだんに使い
劇場内をひとつにまとめ上げた。
カーテンコールが終わったあとの思いはひとつ。

いい舞台にしてくれてありがとう――

そして願いは、いつかまたきっと……

千穐楽の当日券を求めて並んでくださったお客様は189名、
これは博品館劇場の新記録だそうだ。
その前日に80名の行列ができたと聞いたときも
『ほえ~すげえ……』と思ったけれど、千穐楽はその倍以上。
本当にすごい数で感謝に堪えない。
でも、実際に博品館劇場に足を運び、並んでくださった189名の陰に
来たくても来ることができなかったたくさんのお客様がいる。

私が物書きになってから10月でちょうど6年になった。
その間に、ひとつの表明された声(ネットなどへの書き込み含め)の裏には
何倍もの表明されない声があると学んだ。
この舞台を観たくても観られずに終わったお客様が山のようにいるはず。
そういった方々に、このカンパニーが作った『放課後の厨房男子』を観ていただきたい。
彼らがいかに高く、華麗に、遠くまで飛んだかを観ていただきたい。
そんな思いが溢れてきた。

十一月の声を聞く前から
『再演』という言葉を聞いていた。
「またこのカンパニーでやりたいんです!」
演者さんの誰もがそんなふうに語ってくれた。
幸いなことに、お客様からのご要望もあるらしい。

観たい人がいて、創りたい人がいる。

どうか願いが叶いますように。
東京が遠くて観に来ることできなかった方々のために
こちらから出かけていくこともできますように。
何度も観ていただき、続きが気になる方のために(私だ!)
いつか続編も……

そんなたくさんの願いをかけまくりながら
小雨が降り始めた銀座をあとにした。



大入り袋.jpg



    こちらは打ち上げでいただいた『大入袋』
    (本当に満員になったときだけ出るそうです)
    再会を願い、この袋をぶんぶん振って下を破ってお金を出して交換する
    慣習があるらしいです。
    そんなことを知らない私は、そのまんま持って帰ってしまいました。
    ま、私とかえっこしたい人もいないとは思いますが(涙)、次の機会があれば 
    ぜったい『あの人(ご想像に任せます)』と交換したい!
    ということで、『次の機会』を是非!



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